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ミルクシーフードヌードルの広告から考えるデザイナーの殺し方

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皆さん、こんにちは!

ブログのペースはのんびりになっていますが、なんとか生きています。
最近寒くなってきたので活動が鈍くなってきてはいますが、私は元気です!

つい最近日清がtwitterでこんなツイートをしているのをみつけました。 現時点で15万回以上リツートされているので、すでにご存知の方も沢山いるでしょうねー。

一連の流れなどはこちら↓

togetter.com

これらの記事をみて、皆さんはどう思われましたか? 面白いですか? なんか楽しい感じはしますよね。

 

おそらく、これは「ネタ」であり、広告のゴールとしては、沢山リツイートされたり、話題にしてもらうことだと思います。 「楽しそうな会社だな」とか「遊び心あるな」とかそういう親しみやすさを打ち出せたら成功なんだろうと思います。

だから、これだけリツートされて「ミルクシーフードヌードル」っていう商品が発売されてるよーってのが宣伝できたこの広告は大成功ですね! やったね日清!

でも、この広告についてちょっとネガティブな発言をしている人もいますねぇ。

ええ、私です。 

仮に、もしも、広告のゴールを明確に決めずに、こういうやりとりが現場で行われていたとしたら・・・と、想像するとデザイナーはかなりSAN値が削られただろうな・・・と思ってしまって、憐憫の目で広告を眺めていました。 これをやったデザイナーさんには花を手向けに行きたい気持ちです。 大変お疲れ様でした! ぱないっす!!

デザイナーの殺し方ついて考えてみた

日清の広告をみて「うわぁ・・・しんど・・・」って感じた人は多分、私だけでは無いと思います。 (と言うか、赤文字の大量修正を見て楽しい気持ちになるデザイナーなんてほぼいない)そんな人はきっと少なからず、似たようなしんどい経験をしたことがあるんだと思います。 そこで、デザイナーの殺し方について考えてみました。

【混ぜるな危険】完成間近+急に出てくる偉い人+フィーリング

制作のお仕事をしていると、完成間近に急に現れた偉い人によってデザインが180度変わることって、あると思います。
デザイン経験があったり、初めからプロジェクトに参加していてコンセプトを理解している人であればそこは問題ないんですが、そうでは無い偉い人が急に現れた場合、デザイナーが死ぬ確率は90%超えます。
こういうケースはデザイナーが権力によって負けている状態なので、一切実力を発揮することなくただの御用聞きになり、結果としてクソダサい広告を泣く泣く作ることになります。

完成イメージの無い偉い人が、急に出てきてフィーリングで指示を出しまくり、最終的に「ごめん、思ってたのと違ったわw」っていうやりとりが生まれると、デザイナーは死にます。

【島流しの刑】コンセプトとかいいからとりあえずなんか作って

どこに流れ着くのかわからない状態で港を経つのと同じようなものです!
何を作るのかにもよりますが、この一言はめっちゃ怖いですw

この言葉から始まる仕事はめっちゃ味気なくてすぐ終わる「なんでもいいからやっといて」タイプのやつか、もしくは、永遠に終わることの無い修正地獄の入り口かのどちらかが多い気がするので、気をつけないと死にます。

ゴールの決まっていない航海にでると、後悔することになるんだよ!!!

【崩落】コンセプト変えようよ(作業終盤)

制作の規模によってダメージは変わってきますが、作業終盤でのこの一言は「バルス」くらいの破壊力があります。 (っていうか滅びの呪文がこんな短い言葉でいいのかっていつも思うんですが。。。「そう言えば留守」っていったら国が一つ滅びるとかだいぶやばい。)

コンセプトって一番大事な柱であって、そこを軸に色んなもの(ビジュアルとか)が決まっていくので、後からコンセプトの変更が起こるとキャッチコピーやカラーイメージ、使用しているモチーフまで辻褄が合わなくなって全部修正!!・・・なんてことにもなりかねません。

あと、文字の修正って簡単にできると思われがちなのですが、デザイナーは文字の幅や大きさなどの組み方の調整も当然行なっているので、制作の後半で大幅な文字変更が行われると、ソウルジェムが濁り魔女と化し、ワルプルギスの夜が訪れます。(何言ってるかわからない人は「魔法少女まどか☆マギカ」を見よう)

 

最後に

いかがでしたでしょうか? 制作現場にいる人にとってはどれも遭遇したくないシチュエーションかなーと思いますw

デザイナーの殺し方とか、ちょっとネタっぽく書きましたが、基本的にはディレクションをちゃんとしていればそんなおかしなことにならない・・・はず。 (上の人が超ワンマンでディレクションできないパターンもあるのかもしれませんが・・・)

ターゲットや目的(ゴール)、コンセプトを明確に決めて進んで行けば、必ず生還できる・・・はず。 大事なのはプロジェクトに関わる人全員が同じ方向を向いて、同じゴールを目指すことだと思います。

今回の日清さんの広告は、デザイナーの「目的地がわかってないけど進むしか無い」っていう悲壮感がある意味とてもよかったと思います。 なんと言うか、目を止めずにはいられなかったです。 ビジュアルの出来はあんまり好きでは無いのですが、こういうネタを仕込んでくるノリは楽しいと思うので、今度売り場で見つけたらミルクシーフードヌードルを買って食べてみようと思います!